ありがとう。
2008/03/27 木曜日 - 22:28:08 by ryokiありがとう。―――昨年2月、結婚式で2人から、両親と家族、そして2人を支え祝福してくれた皆様に贈った言葉―――平成20年3月27日、今日はお互いに、そして新しく家族に加わった息子に、心から贈ることが出来た。
家に着いたとたん、帰り道にこらえていた涙が、わっとあふれ出た。なんで嬉しいのに、こんなに泣けるのだろう。
息子が頭から出てきて、肩が見えて、取り出されて、泣き出したとき、本当に興奮した。それまで激痛で曇っていた妻の顔が、一瞬にして晴れた。もう、それまでのことは完全に忘れてしまっているようだ。妻と目が合うと、目頭が熱くなった。彼女の目からも涙が溢れ出てきた。「よく頑張ったね」と声をかけるのが精一杯。それ以上言うと、涙が止まらなくなってしまいそうだ。
思い出すと、今でも興奮する。しかし、帰り道に目頭を熱くさせていたのは、実は、その場面ではなかった。
息子は臍の緒の処理等を終えた後、しばらく妻の横に寝かせられた。少しして落ち着くと、後の処理があるということで、私は外に出された。お義母さんと外で待つこと1時間以上。呼ばれてLDRに入ると、もう息子は別の部屋に移されていた。僕は妻と目が合うと、まるで1年ぶりの再会かのように、彼女に引き寄せられた。そして互いに互いを励まし、讃えあった。
考えてみると、お互い普段は奥手な方で、あんなに素直に、自然に、お互いを讃えあったのは初めてじゃなかろうか。とても素晴らしい体験だ。そして、今も、これを書いているこの瞬間も、目頭を熱くさせているのは、妻のこの言葉だ。
2人で生んだね
もうこれ以上何も要らない。飾る言葉も一切要らない。
ありがとう。息子と妻に贈る。

